防災意識の啓発・・・「消防団 広報等普及員教育」について。


消防団訓練の一つに「広報等普及員教育」というものがあります。

去る7月27日(日)私管理人が受講してまいりました。

皆さんの意識啓発にお役立てできるだろうと考え、本ブログにて紹介させていただくこととしました。

福岡市消防団の各分団から1名が参加し、50名程の受講でした。

 

内容の前半は、防災講話「福岡県西方沖地震から20年~地震の記憶を風化させない~」

後半は「災害図上訓練(DIG)演習 ~地震編・水害編~」を実施しました。

今回は皆さんでも出来るDIGについて紹介します。

Disaster Imagination Game・・・即ち

災害を

想像して

その対策を試行する、ことで

 

・自分たちの街の特性や特徴を知る

・住んでいる街の強み(安全性)や弱み(リスク・危険性)を把握する

・災害に備え、日頃から確認しておく

・住民同士で考え ~ 話し合い ~ 共有する

ことを目的としたシミュレーションみたいなものです。

 

マニュアルは掲載できませんので、内閣府「災害図上訓練」というキーワードで検索していただくと閲覧可能です。

 

 

【第一段階】現状の把握

地図を色別で塗り分けることで

・災害時の避難道

・危険地帯

・災害の要因となるもの(水害時)

・垂直避難が可能な建物(水害時、2F以上)

・支援者情報(消防士OB等)

・避難行動要支援者情報

・指定避難場所

を明確化し、情報を共有します。

【第二段階】安全な避難について考える

・避難指示など、重要な情報の入手方法について情報共有

・避難判断の一助となる河川の水位、土砂災害の危険度

・避難するタイミングを知る

・避難行動要支援者の避難支援(声かけなど)を誰が行うか?の確認

 

以上をグループで考察・情報を共有することで、人命を最優先とした災害対策について学ぶことができます。

 

 

自治会で自主的にDIGを行う際に、消防局の指導を請うこともできます。

詳しくは、福岡市消防局 >安全安心情報 >消防訓練を実施する方へ

命を守る!実践で学ぶ消防訓練のコツをご参照ください。

又は 消防局 予防部 査察課 TEL092-725-6626 へお問合せください。

なお、各消防団では「消防団員を募集」しております。興味のある方は、居住地または勤務地の消防団・消防局へお問合せください。

消防団の活動を見ていただければ ”街の”今の”消防団について、ご理解いただけると確信しております。

 

備えあれば憂いなし! 皆さまご安全に!!