令和2年度「全国安全週間」が始まりました。


日本国では昭和3年から始まり、今年で第93回目となる全国安全週間です。

労働災害を防止するために

・産業界での自主的な活動の推進

・職場での安全に対する意識を高める

・安全を維持する活動の定着

を目的としております。

7月1日(水)から7日(火)まで、各職場における巡視やスローガンの掲示、労働安全に関する講習会の開催など、さまざまな取組を行っていきます。

弊社では本日7月1日、全社員が毎年恒例の就業前講習を受講しました。

今年度のスローガンは「エイジフレンドリー職場へ!みんなで改善 リスクの低減」です。

最近の労働災害の傾向として、休業4日以上の死傷災害のうち、60歳以上の労働者が占める割合が増加傾向にあるとの事です。

その事も踏まえ「指差し呼称で確認すること」を学びました。

実はこの「指差し呼称」は、安全週間が始まる遥か昔の明治41年・・関西鉄道の堀八十吉機関士と堤金蔵機関助との確認のやりとり・・から始まったそうです。

興味のある方は、是非ググってみて下さい。

ヒトはもともと心理学的には欠陥だらけの動物で、いろいろなエラーをするのは当然なんだそうです。

指差し呼称の有効性は大脳生理学において「口の周りの咬筋の運動刺激と腕の筋肉の筋紡錘への刺激が大脳の働きを活発にする」からとのこと。

何もしない場合よりも指差し呼称の確認をすると、ミスの発生が6分の1になったという実験結果があるそうです。

やるべき手順を省略したり(省略行為)や禁止されていることをついついやってしまう(近道行為)などに対して

「自分の心に歯止めをかけることで、安易な行動をストップさせる働き」がある!

なるほど・・・なれば事故防止以外にも使えそうですね・・・。

「禁酒ヨシ!」とか。早速やってみようと思う、ブレーキがない管理人です。